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建築家の家
先日、7月9日(日)に以前このブログでも紹介した『BDAC』に登録している
建築家の一人『栗原 守』先生の自宅を見学会として公開するという案内を
いただいたので、世田谷区まで行ってきました。
コンセプトは『エコハウス』ということでしたので、当然ながら自然素材を多用している
住宅です。
ここで、ちょうど築一年になるそうです。
その一部を紹介すると、内装材には珪藻土・月桃紙(げっとうし)などを使用、また羊毛の
断熱材 を採用し、素材の持つ呼吸機能を利用して、快適な状態にするような工夫が随所
に見られます。
また、雨水をタンクにためてトイレの流し水に利用したり、環境にも配慮しています。
柱・梁をそのまま見せて、壁は珪藻土仕上げ
2Fに設けられた風呂から坪庭を見たところ
とても世田谷の住宅街の一角にあるとは思えません。
一時間ばかりお邪魔させていただきましたが、やはり癒される感じを受けました。
それは視覚的な部分からなのか?
先入観からくるものなのか?
表現は難しいですが、確かに落ち着くことは間違いありません。
実は、ここに来る前に、違う現場の見学会にも案内をいただいていたので見てきましたが、
肌で感じる感覚が全然違いました。
もっともそこは、自然素材は全く使っていない現場だから当然ですが・・・・。
人間が本来持っている感覚なのでしょうが、不思議なものです。
2Fの階段の手すり部分を利用した本棚
敷地が27坪の三角地ということで制限はありますが、空間を上手に利用して
狭さを感じさせない工夫がたくさん見られました。
さすがに建築家です。
コストの面ですべてを取り入れることは難しいかもしれませんが、これから当社でも取り組もうとしている
『自然と共存する家』にも参考になる部分がたくさんありました。